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石塔のクリーニング

こんな石塔のクリーニング方法もあります。

 

【超高圧洗浄機】 を使ったクリーニングです 『トルネードガン』 を使うことで長年かけてしっかりこびり付いた 「苔」 をあっという間にきれいさっぱり落としてしまいます。

 

『施工前』

クリーニング1

 

『施工中』

クリーニング2

 

『施工後』

クリーニング3

 

・・・でも 古い石塔はその多くが 「石の上に石を重ねて置いてあるだけ」  強力な水圧で石を落してしまうこともあります     今回の石塔はセメントで付けてあるので安心してクリーニングできました。

 

でも できれば暖かい時期が好い 12月 それも午前11時にならないと陽が当たらない場所 日陰での施工はできれば避けたいものですょ ね  ヽ*゚ο゚* ノ

クリーニング0

 

 

 

『滑り止め加工』 こだわります!

近年作った墓地の床には 多くの場合磨いた石が使われています

乾いた状態では何の問題もありませんが 雨にぬれると 滑りやすくなります

 

雪が積もったり 凍った場合には かなり危険な状態になります

 

そこで滑り止め加工をします 【ビシャン】 という刃物を使い石の表面をざらざらに荒らします

1-0

 

 

下の写真がビシャン加工をしたもの きれいに仕上がっているように見えます

ほとんどの石屋はこの状態で据付けて完成です・・・ でも

1-1

 

 

角の部分をアップしてみると このような状態です

1-2

 

 

まず 直線部分に 【丸のこ】  を使い溝を入れます

1-3

 

 

R部分は 【小型ダイヤモンドカッター】 を使い慎重に溝加工をします

1-4

 

 

こんな感じになります

1-5

 

 

これも浦野石材のこだわり 写真では判りにくいかなぁ?

1-6

 

 

 

こんなのはいかが?

インド産の模様御影石【トワイライトレッド】 を インド産黒御影石【バーナー加工】と組み合わせてみました。

 

先ずは切削した 【トワイライトレッド】 石材を磨きます

磨き1

 

最初に♯50 (50番と呼びます) で磨いています石を平らにします どんどん石が削れます

磨き2

 

次に♯200~♯400~  ♯800で磨いている写真 白い石粉が少なくなってきました

磨き4

 

次に♯1500~  ♯3000で磨いている写真 ほとんど澄みきった水が出るだけです

水をかけて磨かないと砥石が焼き付いて 石と砥石がダメになってしまいます

磨き5

 

♯バフ仕上げ・・・ 水を止めてマサツ熱で艶を出します

磨き6

 

磨き上がりました 世の中には綺麗な模様の石があるものです

でもこの 【トワイライトレッド】 は 残念なことにもう採掘されていません

磨き7

 

磨き上げた石を切ってから

IMG_4152

 

【バーナー加工の黒御影石】 にはめ込み個性的な石塔ができました

こんなのはいかがでしょうか?

1バーナー石塔1

 

水鉢部分を拡大した写真  自然石風の仕上がりは 『一見の価値あり』  かと

1バーナー石塔3

 

 

 

 

白御影石が黒くなる ???

墓地に使用する石材は 『いつまでも変わらない』 と誰もが思います・・・

でも 【神奈川県産小松石】 は5年位から茶色の縞模様が少しずつ出てきて汚れた感じになります でもこの石は徳川将軍の墓にも使われる銘石です。  また当店で在庫の 【福島産伊達冠石】 は黒味を帯びた灰色からだんだんに赤褐色に変化します。

 

この白御影石は建立から5年程度で黒ずんできました・・・  私もこの変色は初めての経験 同業者にも見てもらいましたが みな首を傾げるばかりで

黒ズミ2

 

同じ霊園内のすぐ近くの墓地でも同じような黒ずみが出ています  どちらも同じ業者の作ったものです。 これまで変色すると もちろんクレーム扱いですよね!

黒ズミ4

 

 

黒くなった石の内側は砕石が入っていると思われます  例えば産廃業者の作った『再生砂利』を使用したとして その中に「アスファルト」か「コールタール」が多く含まれているとしたなら・・・ このようになる可能性があるのかも??  『謎』