構想は10年も前に始まりましたが今年ようやく実現しました。
我家の墓地は2ヶ所 『先祖の眠る墓』 と 『先祖から管理している墓』 これを1ヶ所にまとめます。
墓を2ヶ所 3か所管理しているという話は珍しくありません! 4か所ある家もあります。
永年続く家では 「親戚の家が途絶えてしまったり」 「遠いところに引っ越してしまったり」
して管理している または 「買った畑に墓地が付いている」 といった事もあります。
先祖が眠る墓には石塔が12本・・・ でも10本は他人の石塔です。
移転先の管理している墓には20本程度 浦野石材初代が新潟からこの地にやってきたときに世話になった 『浦野宇平太家』 はこの地から渋川 そして東京に移ったらしい。
全ての石塔形状をパソコンに入力して 台座の寸法や配置を決定します この作業に何日もかかります。 パソコン作成の完成イメージ図 です
工事は 基礎~台座作り~石塔組立~開眼(魂入れ) といった流れになります。
【浦野石材初代の石塔】 を 6代目が組み立てています 組上げると見えなくなってしまう位置に彫ってある文章が 『天保12年5月(175年前) 新潟県刈羽郡野田村 北原勘六氏の三男に生る 元治年間当地に来る』 とあります。 明治3年の平民苗字許可令で浦野姓に変わったものと思われます。
新規に作った 【古代五輪塔】はビシャン仕上げ 磨いてピカピカに仕上げる現在の加工法とは一線を画す方法です 先の尖った刃物で叩いて仕上げます 床面に施工する滑り止め加工もこの方法です 叩くと灰色の石もこのように白っぽく仕上がります。
そして ようやく完成!
イメージ図との比較はこんな感じ
親戚や近隣の皆さんに集まっていただき オヤジの一周忌に合わせて『開眼法要』をして
工事開始から2ヶ月半 新しい墓地になりました。